交通事故後は整形外科と接骨院どっちに行くべき?正解は「両方」

交通事故後に「整形外科と接骨院、どちらに行けばいいの?」と悩む方は非常に多いです。答えをシンプルに言えば、両方に通うのが正解です。その理由を詳しく解説します。

整形外科でしかできないこと

交通事故後の治療において、整形外科には接骨院では絶対に代替できない役割があります。

  • 診断書の作成:保険請求・後遺障害申請に必須。医師しか作成できない
  • レントゲン・MRI等の画像検査:骨折・椎間板損傷などの確認
  • 後遺障害診断書の作成:後遺障害認定の申請に必須。医師しか作成できない
  • 症状固定の判断:法的に有効な判断は医師のみが行える
  • 投薬・処方:痛み止め・神経薬など

接骨院でしかできないこと(得意なこと)

一方、接骨院には慢性期リハビリにおいて整形外科より優れた点があります。

  • 手技療法(マッサージ・矯正):筋肉の緊張緩和・可動域回復
  • 電気治療・温熱療法:炎症抑制・血行促進
  • 長期通院への対応:整形外科が「湿布のみ」になりがちな慢性期でも積極的施術が可能
  • 土日・夜間対応:仕事をしながら通院しやすい

並行通院が認められた裁判例

実際の裁判例でも、整形外科と接骨院の並行通院は合理的と判断されています。

神戸地裁 平成18年12月22日判決では、「病院ではリハビリを受けていなかった(接骨院が代替機能)」として施術費163万円が全額認容されています。整形外科が担えない部分を接骨院が補完する形が、法的にも認められているのです。

並行通院の正しい進め方

  1. まず整形外科を受診し、診断書・画像検査を受ける
  2. 接骨院通院の希望を医師に伝え、カルテに記載してもらう
  3. 保険会社に接骨院への通院開始を事前連絡する
  4. 整形外科は最低月1〜2回継続する(経過観察・記録のため)
  5. 接骨院は症状に応じた頻度で通院する

まとめ

  • 整形外科は「診断・記録・後遺障害」の要。接骨院は「回復・リハビリ」の要
  • どちらかではなく両方通うことで治療効果と法的保護の両方が得られる
  • 接骨院通院前に必ず医師への相談と保険会社への事前連絡を行う

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