「仕事が忙しくて、気づいたら2週間以上通院できていなかった…」このような状況に陥った方からよくご相談をいただきます。結論から言うと、今から再開できますが、適切な対応が必要です。
2週間以上空くと何が問題か
保険会社は「2週間以上通院が空いた=症状が改善した=治療不要」という判断をする根拠として使ってきます。実際、この空白期間が治療費打ち切りの口実になるケースは少なくありません。
今から再開するときにやること
①まず整形外科を受診して「まだ症状がある」を記録する
通院を再開する前に、整形外科を受診して「まだ症状が続いている」ことを医療記録として残しましょう。「〇〇が続いている・悪化した」を具体的に伝えてください。
②通院が空いた理由を医師に正直に伝える
仕事・育児・介護など、通院できなかった正当な理由を医師に伝え、カルテに記録してもらいましょう。「理由のある中断」は「症状が軽快した中断」とは区別されます。
③保険会社に状況を報告する
保険会社に「通院が空いたが症状は継続しており、再開します」と連絡を入れておきましょう。黙って再開するより、報告しておくほうが後のトラブルを防げます。
空白期間が長い場合はどうなるか
残念ながら1ヶ月以上空いてしまった場合は、保険会社が治療費支払いを拒否することがあります。この場合は弁護士への相談をお勧めします。
裁判例でも、事故から1ヶ月後に通院開始した患者の施術費が「合理的理由なし」として全額否認されたケースがあります(大阪地裁 平成30年12月11日)。
まとめ
- 2週間以上の中断後でも、適切な対応をすれば通院再開は可能
- まず整形外科で「症状継続中」の記録を作り、理由をカルテに残す
- 1ヶ月以上の空白は保険会社との交渉が難しくなるため早めに弁護士相談
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